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2022年7月1日~9月30日まで節電要請が出されました-ilc.gr.jp

2022年7月1日~9月30日まで節電要請が出されました-2022年07月01日


政府・経済産業省は2022年7月1日、「2022年度夏季の省エネ・節電へのご協力のお願い」として、節電要請の開始を広報しています。
節電要請の期間は、2022年9月30日までとなっています。

できる範囲での節電を、家庭でも事業所でも行いながら、慌てずに、対策を考えできるところから実行しましょう。

節電要請の内容

経済産業省のお知らせでは、
「今夏の電力需給は、全国で瞬間的な需要変動に対応するために必要とされる予備率3%以上を確保しているものの、厳しい見通しです。また、大規模な発電所のトラブルが発生した場合、安定供給ができない可能性が懸念されます。加えて、ロシアによるウクライナ侵略などの影響により、石油、天然ガス、石炭等の調達リスクの高まりが生じています。」
とされています。

実際、福島県の勿来火力発電所がトラブルにより停止し、千葉県の姉崎火力発電所5号機を再稼働させるなど、電力需給の攻防が始まっています。

節電要請の期間 2022年7月1日(金)~9月30日(金)まで

終日、無理のない範囲で、節電へのご協力をお願いし、数値目標は設けないとのことです。
太陽光発電の出力が減少し、電力需給が厳しくなる傾向にある点灯帯(17:00-20:00頃)には、特に節電への協力を要請しています。

夏の電力需給

なお、緊急時には、政府が発信する情報も踏まえながらより一層の節電要請を行うこともありうるため、ニュースには注意しておきましょう。

夏季の省エネ・節電にご協力ください 外部サイトへ経済産業省

家庭でできる節電対策

家庭における電気の使用割合(夏季の点灯帯・19時頃)は、下記の円グラフの通りです。

家庭の電気使用割合

夏季なのでエアコンが圧倒的に多く、次いで冷蔵庫、照明であることがわかります。
ただし節電とはいっても、熱中症に注意して、無理のない方法を考える必要があります。
ポータブル蓄電池、ポータブル電源などを、いざという時のために用意するという手もあります。
ポータブル蓄電池があれば、停電などの非常時にも電源として最低限の用途を果たすことができるでしょう。

省エネ・節電メニュー

エアコン

室内の冷やしすぎに注意し、無理のない範囲で室内温度を上げましょう。
室内温度を26℃から2℃上げた場合に、5.4%の節電効果があります。
なお、電力がひっ迫する前に室内を冷やしておいて、夕方には弱くする等の調整も有効です。
ただし熱中症にはご注意。

目詰まりしたフィルターを清掃しておくことも、効果があります。

室内の温度の上昇を避けるため、日中はすだれ、よしず、カーテンなどを使い、窓からの日差しを和らげるのも効果があります。

照明

リビング等の部屋の明るさを下げ、不要な照明は消しましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫の冷やしすぎを避け、扉を開ける時間を減らすように工夫し、食品を詰め込みすぎないようにすることが大切です。。
ただし食中毒にはご注意を。

冷蔵庫は、壁との間に適切な間隔を空けて設置しましょう。

テレビ

テレビ画面は省エネモードに設定して、画面の輝度を下げましょう。
見ていない時には消しましょう。

温水洗浄便座

温水のオフ機能、タイマー節約機能を利用し、その機能がない場合には、使わないときはコンセントからプラグを抜きましょう。

待機電力

リモコンで電源を切っても、待機電力を使い続けるテレビなどの機器があります。
本体の主電源を切り、長時間使わない機器はコンセントからプラグを抜けば、節電になります。
テレビ、パソコン、プリンターなどには、待機電力が使われるものが多くあります。

洗濯機

洗濯は容量の8割以上を目安に、まとめ洗いをしましょう。
節水にもなります。

乾燥機

衣類乾燥機(洗濯機の乾燥機能含む)や浴室乾燥機は、部屋干しと併用することにより、使用時間を短くしましょう。

省エネ・節電メニュー

その他の省エネ方法

ライフスタイル

人のいない部屋の照明・エアコンを消すなど、ライフスタイルの見直しをすると省エネになります。
仮に、350Wで運転している2台のエアコンを1台の運転にすると、約30%の節電効果となります。

給湯・お風呂

お湯の出し過ぎに注意し、シャワーの時間を短くすることも省エネに効果的です。
追い焚きが必要ないように、入浴は間隔を空けずに入りましょう。

調理

炎は鍋底からはみ出さないように、火力を調整しましょう。
鍋を火にかけるときには蓋をすれば、熱が逃げずに、調理時間を短くできることもあります。

自動車

アクセルはゆっくりと踏み込み、減速時は早めにアクセルを離す等、エコドライブを心がけましょう。

公共交通機関等

外出に際しては、公共交通機関や自転車をなるべく利用しましょう。

省エネ製品

蛍光灯や白熱電球をLEDに換え、古いエアコンを新しい省エネエアコンに換えるなど、省エネ機器の導入も効果的です。

家屋の断熱

窓ガラスを複層ガラスにするなど、家屋の断熱性を高めることも、省エネに効果的です。

打ち水

酷暑の時間帯に、庭や家の前の道、家の外壁や屋根に打ち水をすれば、家屋の温度上昇を抑え、庭などの外気を下げる効果があります。

パソコン・スマートフォン

省電力設定を活用し、電力の消費を抑えましょう。
充電は、電力使用量の少ない深夜や午前中に行いましょう。

掃除機

詰まった紙パックは交換し、掃除機の能力を最大に発揮できるようにしましょう。

ポータブル電源・ポータブル蓄電池

ポータブル電源・蓄電池は、家庭やオフィスのコンセントから充電し、電気を貯めておく置けるタイプの電源となるもので、さまざまなタイプが販売されています。

非常時の緊急用の電源として、1台あると安心です。
キャンプなどのアウトドア、車中などでも使用できます。
小型の太陽光パネルとセットにできるタイプのものもあり、太陽光で発電し、蓄電することもできます。


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