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企業物価指数(2022年4月)-ilc.gr.jp

企業物価指数(2022年4月)


2022年4月の企業物価指数が、ウクライナ情勢や資源価格の上昇、サプライチェーンの混乱などの影響で過去最高となっています。

4月の企業物価指数 過去最高に 原材料費上昇や円安影響
2022年5月16日 19時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220516/k10013628131000.html 外部サイトへ


「日銀が発表した、企業の間で取り引きされるモノの価格を示す企業物価指数の先月の速報値は過去最高となりました。ロシアのウクライナ侵攻が続く中、企業の間で原材料費の上昇を価格に転嫁する動きが広がっているほか、急速に進んだ円安による輸入物価の上昇も指数を押し上げました。

日銀が発表した企業物価指数の先月の速報値は2015年の平均を100とした水準で113.5と、過去最高となりました。

指数は前の年の同じ月を14か月連続で上回って上昇率は10.0%と、比較が可能な1981年以降で最高となりました。」

企業物価指数(2022年4月速報)

国内企業物価指数は、前月比+1.2%(前年比+10.0%)。
輸出物価指数は、契約通貨ベースで前月比+1.6%、円ベースで同+5.6%(前年比+17.3%)。
輸入物価指数は、契約通貨ベースで前月比+5.6%、円ベースで同+10.8%(前年比+44.6%)。

企業物価指数(2022年4月速報)[PDF] 2022/5/16 日本銀行調査統計局 外部サイトへ


企業物価指数の詳細

国内企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数の前月比、前年同月比は下記の通りです。

企業物価指数

企業物価指数グラフ

前月比で上昇・下落した主な類別・品目は、下記の通りです。

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国内企業物価指数の寄与度では、ナフサ、C重油、石炭コークスなどの石油・石炭製品(0.37 %)、 鉄鋼切断品(薄板)、フェロマンガン、溶融亜鉛めっき鋼板などの鉄鋼(0.24 %)、銅地金、アルミニウム合金・同二次合金地金、電力・通信用メタルケーブルなどの非鉄金属(0.15 %)の上昇が目立っています。

その他、電力・都市ガス・水道、飲食料品、スクラップ類、農林水産物、金属製品、パルプ・紙など、幅広い品目で上昇しています。

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前年同月比で企業物価指数の上昇が特に目立つのは、木材・木製品(前年同月比+58.9%)、スクラップ類(同40.1%)、電力・ガス・水道(同30.3%)鉄鋼(同28.3%)、石油・石炭製品(同27.0%)非鉄金属(同23.5%)鉱産物(同21.7%)、化学製品(同13.4%)です。

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物価上昇を段階別にみると、素材価格の上昇が特にきわめて急激であるのに対し、中間財、最終消費財の順に上昇は緩やかとなります。
価格転嫁が完全には進んでいない、値上げしにくいといった状況が読み取れます。

物価高騰緊急対策の今年度補正予算案(一般会計総額2兆7009億円)

政府は、今年度の補正予算案を、一般会計の総額で2兆7009億円として、必要な財源は全額、赤字国債の発行とすることとしています。

政府は先月、石油元売り会社への補助金や低所得の子育て世帯に対する給付金などを盛り込んだ、物価高騰を踏まえた緊急対策を決定しました。
▽原油価格の高騰対策として、石油元売り会社への補助金として1兆1739億円、予備費を積み増すための1兆5200億円など、一般会計の総額で2兆7009億円です。


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